腸内環境とダイエットの関係

 

ダイエットに関しては、栄養を取り過ぎても取らなさ過ぎでも痩せにくくなります。

食べ過ぎ→単純なカロリーオーバー。 

食べなさ過ぎ→代謝低下、ホメオスタシスが起こる。

食事管理を頑張ってるのに痩せないのは、代謝低下やホメオスタシス(元の状態に戻ろうとする身体の性質)が起こっている可能性があります。

それを改善するための一つに腸内環境があります。

 

キーポイントは消化、吸収、代謝です。

”代謝”とは、脂肪を燃やすことも筋肉をつけることも”代謝”なので、特にこの代謝がスムーズに行われなければ痩せにくくなります。

栄養が身体に入ってこないと痩せないとも言い換えられます。

腸内環境が良くないと、栄養が身体に入ってこなくなります。

栄養を吸収するのに大事な器官は、小腸です。ここが栄養のほとんどの吸収を行っています。

タンパク質、糖質、脂質の三大栄養素は、吸収して”代謝”されることでエネルギーとして使うわけですが、それが行われないと当然余ってきて皮下脂肪や内臓脂肪として溜まっていきます。

そして、腸内環境が悪いと摂取した食べ物が残存し、腐敗していきます。

腐敗すると腸内の絨毛と言われる栄養の吸収を助ける部分もくたびれてしまい、代謝が行われなくなります。

また、この腐敗したものが身体に再吸収されると、吹き出物であったり体臭であったり、老廃物として身体を循環していきます。

腸内環境を良くして、三大栄養素の代謝を行い、余すことなくエネルギーとして使うということが重要ですね。

 

通常、腸内には善玉菌と悪玉菌が2:1の割合で存在しています。

菌は数万種類とあり、菌の比率、種が全く同じという方はいません。

腸内環境を良くするにはこの割合を良くしておく必要があります。

それが”短鎖脂肪酸”になります。

短鎖脂肪酸は腸内環境を良質に保って、代謝をスムーズにしてくれます。

短鎖脂肪酸を増やすには、

○ブロッコリー

○ごぼう

○きのこ類

○オクラ

○海藻類

などの食物繊維を豊富に含む食べものと、

○納豆

○キムチ

○ヨーグルト

などの発酵食品たちです。

 

腸内環境は、数ヶ月、数年と今まで食べてきたもので出来ているので、すぐに変わらないかもしれませんが、上記にある食品はカロリーも少ないですし、積極的に摂取していくべき食材といえますね。

 

全部完璧にするのは難しいので、「できること」から続けていきましょう。