1日で体重が1kg変動するのは良くあることです。でも、それは脂肪が1kg減ったわけではありません。
体脂肪1kg=7,200kcalの消費が必要です。体重60kgの人がフルマラソンを走ったとしても、せいぜい体脂肪の減少は100gくらいです。
では、何が減っているのか!?
ほとんどの場合は、体水分の減少(むくみ)と言えるでしょう。1日、2日でそんな簡単に脂肪は落ちないのです。
例えば、塩分が多い食事を摂りすぎた場合、体内の塩分濃度を調整しようと人間の身体は水を溜め込みます。これでも1~2kg簡単に増えますが、これも脂肪が1kg増えたわけではありません。むくみです。体内塩分濃度が戻れば、とりすぎた水分は排出され、数日で体重は戻ります。
糖質制限でも良くある事ですが、糖1gにつき水分が3gがくっついているので、身体から糖が1g抜けると、実質4gが身体から抜けるのです。糖質制限で最初にドカッと体重が減るのはこの水分が大きいです。
(では脂肪は燃えないのか?というわけではないですが、長くなるのでまた別の機会に)
でも、体水分量が減って体重が減れば見た目が変わるのも事実です。
ただ、それはその時だけの話です。
ボクサーが軽量を終えて、次の日の試合までに数キロ一気に増えたりするのも、極限まで身体の水分を抜いているから。
ボディメイクで言えば、根本の体脂肪が減らなければ痩せたとは言えないですよね。
ですので、毎日の体重に一喜一憂するのではなく、じっくりと自分の身体に向き合って、少しづつ脂肪を落としていくのが大切です。
無理なダイエットで1か月でマイナス8kgとか10kgとか痩せていく場合は、大体は体水分と筋肉の減少が大きく、
その時は痩せたー!
と思いますが、待っているのはリバウンドです。
脂肪は頑固なので、無理せず徐々に落としていくのが正解。
極端な食事制限ではなく、基礎代謝をちょっと下回るくらいの摂取カロリー。
そして筋肉に大切なタンパク質、人間の主のエネルギー源である糖質を摂り、
ストレスなく食事を管理する。
代謝を促したり体調を整えるビタミン、ミネラルがあれば尚ベスト。
食事のいつ、どれくらい、どのタイミング、運動の種類、強度、時間は個々の生活習慣によって変わるので、そこはパーソナルトレーナーの出番ですね。
正しい知識と行動があれば、身体は変わります!!
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