若い頃よりも太りやすくなったのはなぜ?

「若い頃はいくら食べても太らなかったのに・・・」

「ちょっと運動と食事に気を付ければ、2~3kgはすぐにもどったのに・・・」

というやりとりは良くある光景です。

そうなってしまうにはいくつか要因があるのですが、どうして太りやすく痩せにくくなってしまうのでしょうか?

①成長ホルモン分泌の減少

成長ホルモンは睡眠時に多く出るホルモンですが、様々な効果があって、

・脂肪を分解する

・筋肉の合成を促す

・肌を綺麗にする

などの特徴があります。若返りホルモンとも言われますね。

この図のように、年齢を重ねるにつれて分泌量が減ってしまいます。

これは人間の持っている本来の仕組みのため、仕方がないことです。

では、この成長ホルモンを手っ取り早く分泌するにはどうしたら良いか、それは「筋トレ」です。

②褐色脂肪細胞の減少

人間の脂肪には白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞というものがあり、この褐色脂肪細胞というものは脂肪を燃焼してくれる効果があります。

肩甲骨周辺やわきの下などに多くあります。これも年齢とともに減少していきます。

残念ながら、褐色脂肪細胞自体を増やすことはできませんが、「筋トレ」で活性化させることはできます。

③基礎代謝の低下

基礎代謝とは、寝てるだけでも座っているだけでも身体が勝手に消費してくれるエネルギー消費のことです。

①や②の減少に加え、筋肉量が少なくなってくると、この基礎代謝も下がります。基礎代謝が下がると、カロリー消費をしにくい身体になってしまいますね。

では、どうやったら基礎代謝を上げれれるのか・・・

はい、もう分かりましたね、「筋トレ」です。

成長ホルモンを分泌させて脂肪を燃やし筋肉をつけやすくして、褐色脂肪細胞を刺激して脂肪燃焼を加速し、基礎代謝を向上させ日々の消費エネルギーを上げる。

それは加齢を食い止め、さらに若返りを図る助けになるんです。

それが全部「筋トレ」で可能なんです!!

予防医学の観点で見ても、生活習慣病の改善やサルコペニア(筋力低下、身体機能低下などが起こる事)の改善にもなり、悪いことは何一つありません。

本当に日本全国で筋トレが習慣化されたら良いのになと思います。

週1回や2回からでも継続してやり続けることが生活を豊かにしてくれるはずです。

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